当院におけるスギ花粉症舌下免疫療法について(1/4)

このページをお読みいただく前に

以下このページ内で紹介する [シダトレンを服用される患者さんへ ]は、鳥居薬品(株)がシダトレン®の治療を開始した患者さん向けに作成しています。

当院では、これらはあらかじめご覧いただき、それを理解した上で舌下免疫療法を選択するかどうかをお考えいただきたいと判断し、以下に紹介するものです。 他院での治療を検討されている方についてはこの限りではありませんので当該医療機関にご相談ください。

他院での治療をご検討の方については、これらのページについての疑義やご質問に関して、またこれらのページを読まれたことによって生じた一切の不利益等について、当院及び鳥居薬品(株)は一切責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。

また、以下このページ内の内容は当院にての指示・対応方法を述べたものであり、他院では多分に異なることになります。また一部は各人ごとに異なる指示になることがあります。

あくまでも、当院における一般的な内容なので、その旨ご了承の上ご覧下さい。

毎日の服用手順

服用法については、鳥居薬品(株)のホームページ[シダトレンを服用される患者さんへ]が、カラー写真付の解説とビデオ教材もありわかりやすいと思います。

下のリンクから開いたページの右下にある「当社アレルゲン免疫療法薬を服薬中の患者さんへ」をクリックして下さい。次のページで「はい」をクリックすると目的のページへ進みます。

まずは「はじめに」~「服用上の注意」までの6ページを参照してください。

以下補足事項を述べます。

  • 服用前・後2時間は、激しい運動や入浴は避ける必要があります。学生の場合は体育の授業を考慮して服用時間を調整する必要があります。
  • 特に服用後30分は副反応が出やすいので椅子に座って安静を保ちます。副反応の起きた時の事を考え朝の服用が望ましいです。また周りに家族等がいることが望ましいです。
  • 初めの2週間分の薬は1ボトルで1週間分になっており、冷所保存を確実にすることと紛失の予防のため、持ち運ばず必ず自宅で服用してください。
  • 維持期の薬剤パックであれば短時間は持ち運べるので、朝に時間が取れず職場などで服用することは可能です。自宅以外で服用する時は、副反応に備え救急病院の所在を常に確認しておいてください。
  • 治療期間中は、渡された服用者カードをいつも持ち歩いて下さい。

毎日の体調確認

続いて[シダトレンを服用される患者さんへ]の

をお読みください。

医師に相談するようにとありますので、あらかじめ一般的なことを以下に示しておきます。

実際の治療に当たっては、各人ごとにもう少し具体的に決めていくことになります。

当日の服用を中止する時

服用前に体調を確認し、以下のような自覚症状がある日は服用を中止してください。

  • 喘息症状が出ている。(処方されている発作止めで症状が落ち着いたとしてもその日は中止する)
  • 風邪をひいた、ひどく疲れている等体調が悪い。
  • 口内炎がある、口の中に違和感がある、歯槽膿漏等口の中の病気がある。
  • 歯科治療中。

問題がなくなったら服用を再開します。但し中止期間が2週間以上になった場合は自己判断で再開せず、再診の上再開方法を検討し、院内で再開をします。

この中断・再開に関する詳細(どのぐらいの期間が空けばリスクが増すのか等)は報告がありません。このため、当院では自己判断で再開できる期限を中止後2週間とします。心配な方はそれ以下の中止期間でも再診していただいた方が安心です。

服用後に副反応が出た場合の対応

最後に[シダトレンを服用される患者さんへ]の

をお読みください。

シダトレン®のホームページでは、どのような症状でも医療機関を受診することとなっていますが、重症度により少し対応に差が出る点について、もう少し補足説明をします。

軽い口腔内症状のみの場合

軽い口腔内症状(口の中・舌・口唇が腫れたり痒みがでる)が出現し他の症状がない場合は、あらかじめ処方しておく抗ヒスタミン剤を服用してしばらく安静にして下さい。症状がすぐに治まったなら、翌日以降の服薬は中止してできる限り早めに再診して下さい。

シダトレン®の溶液自体で若干舌がひりひりするような感じを自覚するので、初回服用時に確認しておきます。

アナフィラキシーを疑わせる症状がでた場合

軽い口腔内の症状だけでもすぐに治まらない場合や、他のアナフィラキシーを疑わせる症状が出現した場合は、速やかに医療機関を受診して下さい。

症状がひどくなっていく場合や、体の複数部位に症状が出現してきたら、すぐに救急車を依頼(119番)して下さい。

この際「服用者カード」を提示して、シダトレン®を服用して具合が悪くなったことを救急隊や受診した医療機関に必ず伝えて下さい。

これら副反応時の対応については、治療開始前に医師と具体的に相談しておく必要があります。

このページのまとめ

舌下免疫治療を受けるに当たってはアレルギー免疫についての基礎知識と、その最も重篤な症状であるアナフィラキシーを理解しておくことが重要です。シダトレン®のホームページ「服用後特に気をつけること」にあるような症状をよく覚えておいてください。

次は、「その他(Q&A)」です。